引越しに役立つコラム

不用品や粗大ゴミを処分してお財布に優しい引越しをするには

不用品や粗大ゴミは引越しを機に処分

進学や就職による実家からの自立、結婚、仕事による転勤、マイホームの購入など、人生においてさまざまな大切な節目を迎える時に引越しをすることは多くあります。荷造りや片付け、清掃は大きな労力を伴うものですが、新しい人生のスタートのために、効率よく、そしてなるべく安く済ませたいと考えるでしょう。

一般的に引越し料金は、移動距離、荷物の量やトラックのサイズ、スタッフの人数などの組み合わせによって構成されており、それに家電品の取り外しや取り付け、2階以上の階段を使った搬出入、梱包資材などの別途料金などが加算されることがほとんどです。また、時期によっても異なり、移動時期のピークとなる3月4月、8月9月などのハイシーズンや、週末の利用などによって割増料金が加算されることもあります。新しい生活では買い揃える物も多く、できるだけ料金を抑えたいものです。

移動距離については、目的地を変更するわけにはいかないので、遠距離の場合はある程度の費用は覚悟しなければならないでしょう。梱包や搬出入を手伝ってくれる友人などがいれば、ドライバーとスタッフの2名でも十分対応できるので、人件費を抑えることは可能です。そして、当事者の努力によって最も料金を抑えることができる項目が荷物の量です。

同じ場所で何年も生活していると知らず知らずのうちに物が増え、気が付いたら不用品の山に囲まれているということはよくあることです。新しい生活では、更に必要なものを購入することになるので、現状以上に物が増えることが想定できます。また、転居先のスペースが転居前よりも狭くなることもあります。引越しをいい機会として不用品や粗大ゴミを処分すれば、気持ちをリフレッシュして新しい生活をスタートさせることができるとともに料金の節約にもつながるのです。

引越しは分別と処分が重要

引越し料金を抑えるため、また、スッキリとした気持ちで新しい生活をスタートさせるためには、荷物を分別して不用品や粗大ゴミなどを処分することからスタートすることが重要です。クローゼットや押し入れ、物置などには、普段は目にすることがない不要な荷物が溜まった状態になっています。

いつかは着るからと一度も袖を通していないものやサイズやデザインの問題から着る可能性がほとんどないものまで、服はタンスの肥やしになりやすいものです。衣装ケースに詰めた服はそのまま運べるため、中身を確認せずに荷物として運び出すことによって荷物が増える原因にもなってしまいます。断捨離の精神で、本当に必要となる物だけを残して、不要な物は全て処分するようにしましょう。

搬出入が大変なだけでなく部屋のスペースを大きくとる家具や家電製品は、引越し料金だけでなく新居の生活を圧迫するものとなります。昔は使用していたけど今はほとんど使わない物、破損して使えないけど処分せずに所有し続けた物など、見渡せば粗大ゴミとしかいえない物がたくさんあるはずです。ゴミは新居でもゴミにしかならないため、運び込む荷物とは分別して思い切って処分することを考えましょう。新居で家電製品やベッドなどの買い替えを考えているならなおさらのことです。

リサイクルを扱う業者には、本や洋服、家電製品や大型家具、雑貨や日用品など、あらゆるものを引き取ってくれるところもあります。不用品や粗大ゴミの回収と買取を同時に処理してくれる業者もあるので、処分する手間が省けるばかりか買取によって利益を得ることもできます。

粗大ゴミ処分のほかに料金を安くする方法

粗大ゴミや不用品として処分できるものと、新しい生活で必要となるものに分別するだけでもトラックに積み込む荷物の量は大幅に減らすことができます。荷物の搬出入に関わるスタッフの数も減らすことができるので、食器棚や冷蔵庫、洗濯機など大物の家電だけをプロに任せて、可能な限り自分たちで運ぶようにすれば業者による搬出入時間も短縮することができます。

また、最近では、ワンボックスカーなどのファミリカーを所有している人も多いので、かなりの荷物を自家用車に積み込むこともできます。引越しに利用するトラックの容量が判断に迷うような微妙な状況のときには、なるべく自家用車に積み込んで運ぶことも料金を安く抑えることにつながります。

粗大ゴミとして処分して荷物を減らすほかにも、料金を安く抑える手段は考えられます。一般的に引越しは、人事異動の時期の週末に立て込むことが多く、トラックの空きがないこともあります。ピークとなる時期の土日を避けて平日に設定するだけでもかなり料金が変わってきます。異動前は、退去届や転居届の提出やライフラインの手続きなど、平日でないと難しい処理があるため、2日連続で有給休暇をとって引越しまで済ませて、新居で土日を迎えてゆっくり片付けるという方法も選択肢の一つです。

業者のなかでは24時間オンラインで簡単見積もりをしてくれるところもあり、概算予算や流れを把握することができるため、異動の可能性がある際に早目に見積もりだけ済ませることも可能です。料金設定や保証についても業者によって大きな差があるので、複数の業者を比較検討して決定するとよいでしょう。

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