引越しをするタイミングで、新しい家具を買う人は多いものですが、実際に購入をするときにはいくつか注意しておきたいポイントがあります。まず、なんとなく購入をしてしまうとサイズが合わないものを買ってしまったり、使わないものまで買ってしまったりすることがあるので、購入する前にはしっかりと計画を立てることが大事です。例えば、パートナーがいる場合であれば、お互いの趣味や嗜好があるので、あらかじめ話し合ってから決めることが大事です。

次に、家具を購入するときには、実際にいくらまでお金を使うのかも計画しておき、衝動買いをしないようにしましょう。そして、引越しするタイミングで家具を購入するのであれば、実際に新居の間取り図を用意しておき、サイズを正確に把握しておきましょう。天井の高さや各部屋の出入り口の幅、そして窓の高さなども正確に把握しておかなければ、搬入することができないケースも出てくるので注意が必要です。各部屋にはどこにコンセントがあるのかもきちんと確認しておき、当日困らないようにしておくことも大事です。

実際に引越しで荷物を運搬する前に、間取り図にサイズや家具を書き込んでおけば当日スムーズに運搬ができるので便利です。業者に指示を出すときにも、配置を前もって決めておかないと適切に指示を出すことができないので気をつけましょう。さらに、適当な場所に家具を設置してしまうと生活に支障が出てくることがありますし、大型のものだと運搬するのが大変になってしまい、結局また業者に依頼をすることになってしまいます。時間や労力がかかり、二度手間になってしまう恐れがあるので、引越しの前にしっかりとシミュレーションしておくことが大事です。

生活をする上で家電や家具は必要不可欠ですが、新生活を始めるときに全てをそろえておく必要はありません。最初は必要最低限のものだけをそろえるようにするのがポイントです。生活に支障が出ない程度の最低限のものだけを先に揃え、それ以外のものは本当に必要なのかどうかをしっかりと吟味してから購入していくようにするといいでしょう。

例えば、趣味のインテリアや小物などは引越し後の生活が落ち着いてからの方がゆっくりと選ぶことができます。また、これから先もしも家族が増えそうだったり来客数が多くなりそうなのであれば、そのときに購入をすれば買い換えるものが少なくて済むので、金銭的にも助かるようになります。

実際に家具を買いに行くときには、新居の間取り図やメジャーも一緒に持っていくといいでしょう。なんとなくで購入してしまうと、後で困ることになるので、必ず正確な数字を把握しておくようにします。家具を買うときのよくあるトラブルというのが、購入したのはいいけど出入り口に入らなかったり、エレベーターで運搬できなかったりすることです。サイズが1センチ違うだけでも運搬不可になることがあるので、必ず後で困ることのないようにサイズは正確に測定しておきましょう。

ただ、最近の引越し業者の場合は、例えば廊下から家具を運ぶことができなかった場合でも、紐で縛って2階から釣り上げるという方法で運搬することもできるので、サイズは合わないけれどどうしてもお気に入りのものがあるならば、業者に相談してきちんと運搬できるかあらかじめ確認をしておくといいでしょう。

例えば、近所に引越しするために家具だけを業者に運んでもらって、小物は自分で運ぼうと考えている人もいますが、実際にこのようなことは可能なのでしょうか。最近の引越し業者は非常に親切なので、家具や家電だけの運搬もきちんと対応していることがほとんどなので安心できます。申し込み方法も簡単で、通常通りにネットまたは電話で見積もり依頼をするだけで大丈夫です。そして、見積もりが終わったらその費用を聞いて、その価格に納得がいったら実際に申し込みをするといいでしょう。

ただ、節約のために小物は自分で運ぶとしても、全てお任せで運んでもらったときの費用と家具だけを運んでもらったときの費用の差額が少ないのであれば、最初から全てお任せで運んでもらった方が結果的に手間がかからずに済むことがあります。自分で運ぶ場合は、例えば軽トラを借りたり、友達にお願いしたりして運ぶケースが多いですが、自分で運ぶときには業者に依頼するときと違って保障が全くありません。また、運搬も自分でやらなければならないので、非常に手間がかかってしまいます。

仮に割れ物を自分で運搬して途中で割れてしまっても全て自己責任になってしまうので、結果的に節約した以上にお金がかかってしまうことがあります。引越しを安く済ませるためには、自分でできるところは自分でするといいのですが、一歩間違えるとかえって高くつくことがあるので、最初からプロに依頼をした方が安心安全に引越しすることができます。その点もしっかりと考慮をしましょう。