87引越し前の固定電話の手続きを忘れずに
固定電話の手続きとは
転勤や進学、気分転換など、引越しのきっかけは人それぞれですが、引越しに不慣れだと、どんな手続きが必要なのか忘れてしまいがちです。引越し作業が終わったと思ったら、必要な手続きを忘れていたせいで、今までできていたことができなくなることも珍しくありません。時には日常生活を送ることすら困難になるので、どんな手続きが必要かきちんとチェックしましょう。
例えば固定電話関連の手続きも、油断しているとついつい忘れてしまいがちです。最近は携帯電話だけを使っている方が多いですが、家族で暮らすと固定電話がないと不便なことが多く、さらに自宅にインターネット回線をつなげる際も、固定電話回線が必要となるので、引越しする方の多くが、電話回線の手続きを行っています。
引越しする際は、当然引っ越す前に使っている回線を使うことはなくなります。そのため解約手続きを行う必要がありますし、引越し先では違う回線を使うために、再度電話会社に契約しなおししなければなりません。準備が遅れると連絡が付かなくなる人がいる場合、万が一何かあったときに一切対応できなくなるので、手続きは早めに済ませてください。手続きに必要なものがいくつかあるので、引越し前に一通りそろえておいて、準備を始める段階で即座に手続きを依頼できるようにしておくと良いでしょう。
作業の流れをチェック
固定電話の解約と契約手続きを行う前に、作業の流れをチェックしておきましょう。申し込みを済ませてしまえば、後は専門業者が対応してくれますが、申し込みにも意外と手間がかかりますし、直接自宅で業者が作業することもあるので、事前に準備は済ませておきましょう。引越し最中で慌ただしい中作業してもらうなど、迷惑をかけてしまうかもしれないので、不備がないよう、早めに準備を済ませてください。
まず元の住まいで使っていた電話回線の解約を行いましょう。手続きの申し込みは、電話での予約とインターネットを利用できます。利用している回線に違って手続き方法は異なりますが、NTTの回線を使っている場合、電話なら116に連絡すれば、解約手続きを行えます。インターネットからの申し込みの場合、利用している回線の公式サイトなどで解約手続きを利用できます。
手続きの際には、電話場号や名前、現住所と転居先の住所、電話回線などの設備の取り外しと、転居後の取り付け希望日、料金の支払い方法などを聞かれます。工事などの作業が必要になることもあるので、数週間前には予約を済ませておいたほうが、あせることなく準備を進められるでしょう。転居先での工事ですが、こちらは大抵の住宅には固定回線が用意されているので、大抵は電話間でのやり取りだけで作業を終えられます。新たに電話線を用意したり、ネット環境を構築する場合、立ち会い工事が必要になることもあるので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
事前の準備が必要なことが多く、伝えなければならない情報が多いなど、少々面倒な固定電話の手続きですが、一連の流れは公式サイトなどで説明されていますし、電話口からでも説明を聞けるので、落ち着いて対応すればそれほど難しいことは行いません。引越しシーズンに入ると、電話関連の申し込みも殺到するので、引越し業者探しなどと同じく電話についての手続きの申し込みも、なるべく早めに行っておいたほうが良いでしょう。
気をつけておきたいポイントは
引越し先でも問題なく固定電話やインターネット回線を利用するためには、事前に解約手続きと契約手続きの準備を進めなければなりません。手続き自体は、電話やインターネットで行えるので、それほど手間はかかりませんが、気をつけておきたいポイントがいくつかあるので、忘れずに対応できるよう準備を進めておきましょう。
まず気をつけたいのが、手続きによっては工事費用がかかることです。新たに電話回線を用意するなど、何かしらの作業が必要になった場合、工事費用の支払いを命じられます。値段は2,000円から10,000円ほどと、非常に高いというわけではないものの、多少の出費が出るのは間違いないので、引越し中でばたばたしていても、きちんと必要なお金は用意できるよう準備しておきましょう。カード払いなども許可されているので、事前に支払い方法は決めておきましょう。
もう一つ気をつけておきたいのが、インターネットの手続きについてです。インターネットを利用している場合、固定電話の手続きとは別個に手続きを依頼する必要があり、手続きが完了し、回線が使えるようになるまで、数週間から1カ月かかるといわれています。その間ネットを利用できないと困るので、当日必要な手続きを行えるよう、数週間前から予約するなどの準備をしておきましょう。
引越しはただ家を移動すればよいだけでなく、これから違う土地で暮らすために、事前に準備を済ませておかなければなりません。固定電話についても、回線の使い方次第で、必要な手続きの数やかかる時間が異なるので、自分にはどういう手続きが必要で、どれだけ前から準備を進めておくべきか、事前に調べておくようにしましょう。