00引越しのあいさつの粗品は?お菓子は人気
引越しのあいさつの基本をマスターしよう
引越しをするにあたってご近所さんに挨拶をすることは大事です。都内ではそのようなご近所付き合いが希薄になって、挨拶をしないケースも多いです。しかしやはり最初の挨拶をしておくと、いろいろとご近所や大家さんとの関係性もスムーズにいくことでしょう。しかし引越しのあいさつをするにあたって、どこまでいけばいいのか、どのタイミングで行えばいいのかで迷う人もいます。
タイミングとしては、引越しをしてからできるだけ早く行うのがいいです。理想は引越しをする数日前に挨拶を行うことです。というのも引越し当日はバタバタしますし、周りにもいろいろと影響を及ぼすからです。例えば目の前の道には荷物を搬入するためのトラックが一定時間停車します。するとほかの車が通行しにくくなります。またマンションの場合、引越し業者のスタッフが荷物を運び入れるので何かと騒がしくなるでしょう。ですから「この日にこちらに越してくることになりました、当日はご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします」という形であいさつをすれば角が立ちにくくなります。賃貸物件の場合、大家さんにも早めに挨拶しておくと安心です。
そしてもう一つ問題になるのが、どこまで挨拶をすればいいかでしょう。「向こう三軒両隣」という言葉が日本にはあります。左右1軒ずつと向かい側の3軒の住宅にはあいさつに赴いたほうがいいでしょう。マンション・アパートのような集合住宅の場合には、両隣だけでなく、真上や真下の4軒を対象にするといいでしょう。特に小さなお子さんのいる場合、部屋の中を走ったり飛んだりして真下の住民に迷惑をかける恐れがあります。ですから真下の住民には直接会って挨拶をするように心がけましょう。
お菓子を渡すのがお勧めな理由は?
挨拶に赴いたときには、何か粗品を持っていくのが一般的です。粗品として何を渡せばいいのかわからないという人もいるでしょう。粗品を渡す場合には、相手がもらって困らないものがいいでしょう。その中で人気のあるのが、お菓子です。お菓子であれば、もらって困るという人はいないでしょう。小腹の空いたときや口寂しいときなどに食べられます。また来客があったときにお菓子を渡すのにも活用できます。自分でお菓子を食べない場合でも、例えば仕事をしている人は職場に差し入れという形で持っていくことも可能です。
中には引越しのあいさつをもらったことのある人もいるでしょう。その中で不要だけれども、せっかくもらったものだからなかなか処分できないと困っていることはないですか?タオルなどがそのまま手付かずの状態でタンスや押し入れの奥にずっと眠ったままではないですか?お菓子であれば消費期限がありますので、それまでに食べようとするでしょう。もし消費期限を大きく過ぎてしまえば、処分するのにあまり気が引けることもないでしょう。
お菓子のメリットとして、予算があまりかからないところも見逃せません。お菓子であれば、1,000円を切る値段でもそれなりにきちんとしたものを渡せます。数軒に渡しますので、できるだけお金のかからないものがいいでしょう。その意味でもお菓子は魅力的です。隣人の方に渡すものであれば、500から1,000円程度で構いませんが、大家さんに渡すものはワンランク上のもののほうがいいです。だいたい予算的には2,000から3,000円程度のものが望ましいでしょう。
おすすめのお菓子を紹介
お菓子は引越しのあいさつの粗品としておすすめなのはお分かりになったでしょう。では具体的にどのようなものを渡せばいいのか迷うという人もいます。その場合、不動産会社の担当者に周りにはどのような住人がいるか確認してみましょう。比較的若い人が多く住んでいる地域であれば、洋菓子を渡してもいいかもしれません。洋菓子の中でも焼き菓子系のものであれば日持ちもするので、余裕をもって食べてもらえます。詰め合わせのようなものであれば、いろいろな味が楽しめますのでお勧めです。バウムクーヘンなども人気です。中には1切ずつ個包装されているものもあって、ナイフで切り分ける必要もなく、相手も手軽に食べられるでしょう。予算を安く抑えたいと思っている人の中には、チョコレートを粗品として渡しているケースも少なくありません。
閑静な住宅街の一戸建てに引っ越す場合には、周りは年配の方が多い可能性もあります。年配の方に対しても洋菓子や焼き菓子でも構わないかもしれませんが、年配の方の多い地域であれば、和菓子を挨拶かたがた渡すのもいいでしょう。年配の中には、甘すぎるお菓子は苦手だという人もいるでしょう。和菓子であれば、甘さも控えめのものもたくさんあります。甘いものがあまり得意ではない、食べる頻度が少ない方でもお茶のお供として堪能できるでしょう。せんべいや羊羹であれば、比較的長持ちします。
引越しのあいさつに何を渡せばいいか困っているのであれば、このような菓子類を渡してみるのも一考です。