00引越しのスケジュール作成と業者選定のやり方とは
引越しの種類と方法は
引越しは、家ごと丸々行う大規模なものから単身の小規模なものまでさまざまです。小規模のものでは、子供が進学や就職で親元を離れる時やお父さんが単身赴任に赴く時などがありますが、荷物が少ないことが多いので簡単に済ませられがちです。一方では、転勤などで家族ごと引っ越す時や賃貸マンション住まいだった家族の新居が完成したため全ての家財家具が移動させて引っ越すというものもあります。また、娘の嫁入りに伴うおめでたい引越しから、不幸による家終いの引越しなど、人それぞれの人生に応じたパターンがあります。これらの引越しが決まった場合には、荷物の量や予算、スケジュールなどを考慮して最適なプランを立てなければなりません。大きく分けて、専門業者に依頼する、自分達で行うの2パターンがあります。
専門業者に任せるのが一番楽ですがその分費用がかかります。引越し業者は大手から小規模のものまでさまざまですので、用途に応じて選びます。単身赴任や就学など一人分の移動は、単身パックを利用すると安価に済ませることができます。
節約にために、家族や友人たちと協力しあって自力で行う方法もあります。費用は確かに抑えられますが、大変な手間や時間、労力がかかることを覚悟しないといけません。大物家具や電気製品では搬出搬入のノウハウが必要ですし、段取りが悪いと多くの時間がかかったり、自分の家具や建物を傷つけたりということで余計な費用が発生することもあります。自分でやる引越しには十分な計画性と慎重な行動が必要とされます。
引越しまでのスケジュール
引越しが決まったらその予定日に照準を合わせて細かなスケジュールを立てます。必要に応じて荷物や諸手続きなどの引越しチェックリストを作成して、そのリストに締切り日程などを記入しておくと間違いが減らせるでしょう。
少なくとも予定日の1ヶ月前には業者を選定します。特に繁忙期には早めの対応が必要です。荷物の量と予算を考慮して2社から3社程度の業者に声をかけてみましょう。今住んでいるのが賃貸住宅の場合、2ヶ月前には退去連絡が必要なところもあるので、前もって調べておく必要があります。粗大ごみは地域によっては数ヶ月待たないと処分してくれない所もあるので注意が必要です。リサイクル業者も探しておきましょう。子供のいる家族は転学などに伴う手続きを早めに終わらせましょう。
2週間位前になると郵便物転送依頼や電話の移動手続き、荷造り用具の手配など推し進めておきます。普段使わない物などは早くから荷造りしておくようにしましょう。引越しが目前に迫った1週間前までには役所に出向いて転出届や印鑑登録など個々の環境に応じた諸手続きも済ませておきます。また電気やガス、水道などの手続きも忘れてはいけません。それぞれの事業所に連絡して停止する日を伝えておきます。水道や電気は引越し当日も必要なので当日に閉栓するよう伝えます。
少なくとも前日までには新居の電気や水道の事業所に連絡して搬入当日から使えるようにしておく必要があります。日頃頻繁に使う物は最後に荷造りしますが、印鑑や通帳などの貴重品は自分で持ち出すように努めましょう。搬入に際しては自分が現場に立ち会って特に大物家具の置き場所を的確に指示することが大切です。
業者を選定する
スケジュールが決まったら引越し業者を選びます。業者選定には見積価格やサービス内容、口コミ情報や保証内容を参考にします。料金は時間制と距離制とがあり、時間制の場合には時間が余分にかかると超過料金が追加されることがあります。見積料金を確認し、あまりにも高額な料金だったら悪徳業者であることも考えられます。国土交通省の認可を確認し、こちらの要望を適度に受け入れてくれて、金額が妥当な業者を選ぶようにしましょう。キャンセルは2日前までは無料なところもありますが、業者によっては独自のルールを運用している所もあるので予め調べておきましょう。
テレビで大々的に広告をしている大手引越し業者なら心配なく依頼できそうなのでついつい頼りがちですが、最近では宣伝広告がなくても安価で確実な業者が出てきています。口コミで評判になっていたり、リピーターが多い業者は要チェックです。決して大手ではない業者でも、養生をしっかり確保したり、エアコンや洗濯機の取り付け、電気配線だけでなくベッドの組み立てまで行ってくれる所があります。特に女性の場合は見積りのためといって部屋に入って来られるのは少々嫌なものです。それも考慮したうえで、電話かネットだけで見積りができ、なおかつその見積りが確定料金となって追加料金が一切発生しないシステムが取られているところもあるので安心です。
しっかりした作業と丁寧な対応なのに低価格が可能なのは、平日に限り格安料金で対応できるといった工夫がされているから可能なところもあります。大手でなくても充実したサービスを提供できて、一人住まいの女性でも安心して引越しを依頼できるような業者も存在するので、リサーチして相談してみてはいかがでしょうか。