スマート予約

ファミリーでの引越しで気をつけたいポイント

HOME > 引越しコラム > ファミリーでの引越しで気をつけたいポイント

65ファミリーでの引越しで気をつけたいポイント

コツファミリー

時期やタイミングはいつにすべきか

単身と違ってファミリーでの引越しとなれば、タイミングについても気をつけておきたいものです。まずお子様の学校や幼稚園、保育園などの転校や転園について十分に考える必要があります。近年、東京都内など都市圏では、子どもの数に対して保育園や幼稚園の数が不足していることによるいわゆる「待機児童」の問題が発生しています。つまりせっかくいい物件を見つけても、保育園や幼稚園に入ることができないというケースが考えられるのです。


もし夫婦共働きのような場合、保育園や幼稚園の転園の目処が立ってから引越しをする、急な引越しの場合でも保育内容や送り迎えの負担、保育にかかる費用などを総合的に判断した上で託児施設を選び入園できる目処を立ててから引越しを考えることが大切なのです。そして小中学校の場合はお子様の通う学校の雰囲気や通学にかかる距離などについて事前にきっちり調べておくことをオススメします。最近はインターネットなどでさまざまな情報を得ることができますが、ここはお子様の教育にかかる大切なことなので、公開されている情報だけでなく実際に現地を訪れて、通学路をお子様と一緒に歩いたりして見ることが重要です。


このように学校や幼稚園、保育園のことを考えて、ファミリーでの引越しは、新学期が始まる春休み時期に集中します。またこの時期は費用も比較的高めになります。この時期を外せば当然費用を安く抑えることはできるのですが、ここは目先の費用よりもお子様の教育のことを優先して、学校や幼稚園・保育園の目処を立てた上で、インターネットの「業者の比較見積サイト」なども活用しながら入念に準備をすすめることが重要です。

忘れてはいけない引越しに伴う色々な手続き

引越しを行うときには、電気・ガス・水道といったライフラインの手続きが必要なことは多くの人がきっちり認識されているのでしっかりと行う方がほとんどです。しかしファミリーでの場合は、先に述べた学校や幼稚園、保育園などの教育面以外でも、忘れてはいけない手続きがあります。それは各自治体が独自で行っている家族向けの各種公的な制度です。


全国的におこなわれているものとしては児童手当や生活保護などが考えられますが、このほかにも医療費や教育費用の助成、自治体によってはファミリーでの移住を推進するための家賃補助などさまざまな公的な制度が利用可能な場合があります。このような制度を引越し先の市役所、区役所等で住民票の異動と並行して個別に申請しておく必要があるのです。最近は住民票の異動などは土日などの時間外対応を受け付けてくれる自治体も増えてきていますが、このような自治体が独自で行っている制度は平日のみの受け付けが多く、申請に必要な書類も異なるので、事前に「どのような制度が利用できるのか」「いつどこで受け付けてくれるのか」「どのような書類が必要なのか」を確認した上で余裕をもって手続きを行っておくことが重要です。


さらに健康保険が国民健康保険の場合、引越しのタイミングできっちり手続きを行っておかないと、急な病気や怪我の時に健康保険が使えなかったり、一時的に全額を建て替える必要があるなど思わぬ出費が発生する可能性もあります。つまりファミリーでの引越しにはこのような役所の手続きを行うタイミングを考慮する必要があるのです。


また銀行や保険、クレジットカードなどの住所変更も合わせて行うことも重要です。ただしこれらの手続きは電話やインターネットで比較的簡単にできるのでライフラインの手続きと並行して忘れずに行うようにすれば良いでしょう。

業者選びのポイント

ファミリーでの引越しの場合は、単身者と比べて業者選びも入念に行っておく必要があります。テレビコマーシャルなどを大々的に行っている業者だけでなく、最近はインターネット上で見積もり比較を行えるサイトも多いので、それらを利用するケースも多くなっています。


しかしながら、このようなサイトはどこからどこまでか、間取りや荷物の量、階数やエレベータの有無といった現在と引越し先の物件へのアクセスなどを登録し、それらをもとに複数の業者に一括で見積依頼を行うもので、即座に画面上で比較ができるものではありません。実態としては見積依頼を行ったあとに複数の業者から電話がかかってきて「安くやらせてもらいます」「実際に物件を見せてほしい」などと要望してくるのです。さらに業者が出してくる見積価格も千差万別です。また決して大手の業者だからといって良いといったわけではありません。逆に小さな業者であっても親切・丁寧に対応してくれるケースもあるのです。あまり多くの業者を比較することはオススメしませんが、2、3社程度に絞り込んで詳しく営業担当者と条件を詰めて、引越し業者を最終決定するのがいいでしょう。


またファミリーでの引越しに関しては、荷造り、荷ほどきに関する考慮も必要です。最近はこれらを業者側で行ってくれるサービスも多いですが、作業によっては早朝や深夜に作業が及ぶようなケースも考えられるので、自分たちでやる部分と業者に依頼する部分をちゃんと切り分けることが重要です。そして意外に大事なのがダンボールです。ダンボールが不足してしまった場合、追加で手配することが難しいケースもあるので、必要な数を荷造りのタイミングにきっちり準備してくれる、さらには荷ほどき後に速やかに引き取ってくれるといったことなどもファミリーでの引越しでは特に注意しておきたいポイントです。