41引越しをしたときの挨拶は時間を考えて
引越しをしたら必ず挨拶を
何らかの事情があり、引越しをするということは、人生において珍しいことではなく、だれでもあることでしょう。新たなところに移り住むということを考えた場合、環境はすべて変わります。隣人も違った人になってくることになりますが、挨拶をするというのは、一般社会人として当然のおこないです。挨拶もすることがなければ、今後何かあったときでも、面識がないため大きな問題になる可能性もあります。初めてのご挨拶ということでうまくいけば、これからの生活にも不安要素を一つ減らすことができるでしょう。
ここで問題が出てくるのは、どのタイミングで伺うのがよいかということです。あまりに遅くなれば、機会を失することになるでしょう。かといって引越し当日も何かと忙しく挨拶に行くことができないこともあります。いくつか候補になる時間というものがあります。これは、引越した先の状況にもよるため、必ずこの時間にしなければいけないというわけではありません。ですが、現状で隣人の情報は全く分からないわけですので、一般的な家庭の生活サイクルということを考えるしかないことからすれば、こうした時間をうまく活用することがポイントです。
ひとつの基本となってくるのは、外が明るい間にご挨拶するということです。今ではあまり考慮されなくなりましたが、暗くなってからの挨拶は礼儀知らずと捉えられていた時期がありました。引越しをするときに、お騒がせしますという意味で伺ってみるのもひとつです。暗くなってから引越しをするということは、まず考えられないことから、明るいときにいってみるというのは、考えられる選択といえます。
忙しい時間はさけること
夕方にご帰宅される時間を狙うというのもひとつです。
現代社会人としても、早く帰ってくるということは珍しいことから、17時から18時といった時間をターゲットにしてみるというのは、合理的な結論でしょう。いくら忙しくても、家にいれば玄関には出てきてもらえるからです。挨拶に行かないぐらいであれば、忙しい最中でもお邪魔させていただく方が、印象は良くなることでしょう。お忙しい時間に申し訳ございませんと一言添えれば、だれも悪い気持ちにはなりません。第一印象が大切なのは、引越しでも同じことです。
ここでポイントになってくるのは、忙しい時間はさけるということになっています。では、いつが忙しいのか、自分の生活に当てはめて考えてみることが重要です。例えば、朝出勤前にこられたらどうでしょうか。7時ごろからご挨拶にこられたとしても、なんでこんな朝早くの忙しいときにと思うでしょう。常識的な範疇を超えてしまっています。8時や9時というのも同様で、やっと一息つけるという主婦の方も多いはずです。挨拶に時間を取られるというのは、気分のいいものでもありませんので、自分が来られたときに迷惑ではないことを考えるというのは、重要なところになるでしょう。
相手の都合を考える
引越しのご挨拶ということでは、本来こうであるべきという時間は、相手に合わせるということです。一番迷惑にならない方法であって、確実な方法といえます。引越しをするというときに、ご迷惑をかけるからということで伺っても留守であったということもあるでしょう。そのままにしてしまうのは、のちのちに禍根を残すことも出てきます。これでは意味がなくなってしまいますので、相手に合わせるということがポイントです。
問題はその時間をどう察知するかということになってきます。車が入ってきた音や、物音といったことを基準とするのが一番ですが、そこからできるだけ間をあけずに伺う方がいいでしょう。実際にその時間にお帰りになる方であれば、20時程度であってもご迷惑をおかけするということもありません。逆に時間を空けてしまう方が、ご迷惑をおかけしてしまうため、一呼吸置いたぐらいで伺うことが重要です。
現代社会ということを考えると、隣家とのコミュニケーションはいらないと考えている人もおり、挨拶をしない人もいるでしょう。ですが、実際にはそういった例のほうが少なく、コミュニケーションを取っておくことがメリットになることのほうが多いといえます。隣人に対して気づかいをするということは、社会人として考えても当然のことです。逆にできないということのほうが問題ともいえますので、引越しをしたということでご挨拶ぐらいはできるようにするといいでしょう。
もしも、不在ということであれば、不在なりの対応も必要です。不在で挨拶ができなくても、後日早い段階で挨拶に行くようにしましょう。タイミングが合わず不在ばかりの場合には、一筆入れるだけでも違いますので、欠かさないようにしなければいけません。ハガキに書き記すだけで問題はありませんし、粗品をつければ確実です。シンプルなものに書き記すだけでいいのですから、これも難しくはないでしょう。社会人としての常識レベルといっても過言ではありません。