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引越し当日に雨が降ってしまった時の注意点

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27引越し当日に雨が降ってしまった時の注意点

コツ

引越し当日に雨が降った場合には

引越しの日に悪天候になってしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。キャンセルになるのではと不安に思われる方もおられますが、業者からキャンセルをされることはありません。では、どのような対処をすれば良いのでしょうか。最も重要なポイントは、荷物の防水対策を行うことです。天気が悪い時の作業をする上で一番の心配は、荷物に影響が出てしまうことでしょう。特に家電製品や精密機器等は水に弱く、内部にまで入ってきてしまうと故障の原因にもなりかねません。もちろん、革製の衣類やソファー、鞄等も水には弱いため、水濡れ対策を行う必要があります。


業者の方もそのあたりは心得ていて、できるだけ濡れないように梱包してもらえますが、もしもご自身で荷造りをするプランの場合は、荷物を水濡れから守るような梱包をご自身でしなければいけません。


水濡れすることで故障の原因となってしまう家電類、または濡れることでシミになるような家具には防水シートやビニール袋で丁寧に包んでおくようにしましょう。大切な荷物に対しては、ご自身で防水対策を怠らないようにしなければいけません。いざ荷物の荷解きをした際に、水濡れによる影響で変わり果てた姿になっていた、あるいは家電製品が動かない等といったトラブルにならない為にも、ご自身でできる最大限の防水対策をするようにしましょう。


全てお任せのプランの場合は、このような作業は全て業者任せになりますので、天候が悪い場合の対策も見積りの際に事前確認をしておくようにしましょう。天気のいい悪いは前日か当日にならないと分かりません。その日になって慌てることのないよう、確認は怠らないようにしましょう。

当日のキャンセルは基本NG

ここでは、悪天候の際の引越し業者の対応について説明します。国が定めている「標準引越運送約款」によると、「地震、津波、洪水、暴風雨、地すべり、山崩れ、その他の天災に限り、業者からのキャンセルが可能」となっています。そのため、通常は雨や雪の日にも、ほとんどのケースは業者からキャンセルをされることはなく作業は決行されます。災害の起きる可能性がある日には、決行されるかどうかは業者判断になりますので、どの程度の天災で不可になるのか事前に確認しておくと良いでしょう。


悪天候の日には、業者側も撥水性のあるビニールのカバー等で濡れないように対策をしてくれますが、ご自身で梱包をするプランを選択している場合は、ご自身でもしっかり防水対策を施すようにしてください。荷物に影響があったらどうしようと不安がある方は、万が一荷物に不具合が生じた場合の保障についても事前確認をしておくことをおすすめします。


業者のほとんどが国の基準である「標準引越運送約款」を採用しており、キャンセル料についてもふれられています。それによれば、規定のキャンセル料を支払うことで当日キャンセルも可能ですが、使用した梱包資材等の支払い義務が発生しますので、できるだけキャンセルはしない方が賢明です。それでも、どうしても悪天候の日に移動するのは嫌という方は、事前の天気予報をこまめにチェックし、キャンセル料のかからない期日までに日程変更を依頼するようにしましょう。業者によってキャンセル料や日程変更についての規定が異なる場合もありますので、必ず事前確認をするようにしましょう。

雨の日の引越しの注意点

悪天候の場合でも、引越しを中止する訳にはいかない場合もあるでしょう。荷物の防水対策はもちろんのこと、湿気が段ボールの中に入って悪さをする前に、荷解きも迅速に行う必要があります。家電製品や大きな家具は撥水性のカバーをする等の対策に加えて、段ボールにもビニールをかぶせて保護します。ただし、その日はしっかりとした防水対策で問題なく搬入を終えたとしても、荷解きをそのままにしていると、湿気を吸った段ボールは、内部も湿気が入り込んでいます。荷解きせずにそのまま長時間放置していると、内部でカビが生えてしまう可能性がありますので注意が必要です。雨から逃れたからと安心してしまうと、荷解きの際に思わぬ落とし穴がありますので、搬入後は速やかに荷解きをして湿気から荷物を守るようにしましょう。


搬出・搬入当日は晴れてほしいと願うものですが、思うようにはいかないのが現実です。しかしながら、悪天候だからとキャンセルはできませんので、その場合にはどうしなければいけないかという心の準備をしておきましょう。どうしてもキャンセルしたい場合には可能は可能ですが、業者によっては当日の場合は料金の20%以下、1日前の場合は10%以下という規定があり、また、業者にも大きな迷惑をかけてしまいますのでできるだけ避けましょう。


ただし、大型台風が接近している等、搬出・搬入作業に影響を及ぼしかねないケースの場合もありますので、こういったケースはどうなるのか、一度業者に相談をしておくようにしましょう。業者の方は経験と知識のあるプロなので、基本的には安心して任せることができます。イレギュラーの際の対応についての事前確認だけきちんと行っておきましょう。